Schoolboy Qがギャングスタラップを語る・・・「オレは暴力を望まない人間だけど、それが生活の一部になっている環境は存在する。そこから逃れられない生活というのもある。オレはそういうのを下敷きにした音楽が好きだ」
2013/11/15 16:55
「自分を○○ラッパーのように呼ばれるのを嫌がるラッパーは結構いるけど、オレは気にしない。
ちなみにオレはギャングスタラッパーだ。
(※Qは昨年2月に受けたComplex.comのインタビューで、自身がサウスセントラル育ちであり、12歳の時に地元のストリートギャング「52 Hoover Crips」に入ったことを認めている)
ギャングスタラッパーだけど、楽しい曲も作るし、ジョークや騒ぐのことも好きだ。
それがオレのパーソナリティだからな。
でもオレの基本はギャングスタラッパーだ。
今はトラップミュージックが全盛で、かつてのようなギャングスタラッパーは居なくなった。
そういう時に、オレは懐かしいフィーリングを届けようと思うんだ。
またギャングスタラップを流行らせようとしてるとかじゃなく、今も普通に存在するものだということを示したい。
自分のストーリーを語るつもりだ。
育つ過程で見たり、経験したりしたことを話す。
オレは暴力を好まず、望まない人間だけど、それが生活の一部になっている環境は存在する。
暴力から逃れられない生活というのもある。
オレはそういうのを下敷きにした音楽が好きなんだ。
それをかつてやり、ウエストコースト・ミュージックを一大ムーブメントにしたのが、Dre(Dr.ドレ)、Snoop(スヌープ・ドッグ)であり、Dogg Pound(ドッグ・パウンド)だ」
今回のMTVのインタビューではギャングスタミュージックの世界観を好むことを明かしたQだが、先週末に受けたBRealTVでのB Real(Bリアル)との対談では、イーストコーストのラッパーから受けた影響を語っている
「オレはイーストコーストのラッパーの影響を受けている。
Mobb Deep(モブ・ディープ)やBiggie(ノトーリアスB.I.G.)、50Cent(50セント)もだな。
Nas(ナズ)は大好きなラッパーだ。
Jay Z(ジェイZ)は史上最高のラッパーだと思う。
Jay Zの凄さは、あの年になっても無理なくシーンに関与しているところだな。
一貫性もある。
きっとオレ以外の西海岸の子に聞いたら
『2Pac(2パック)に、それからDogg Poundに...』
となるんだろうけど。
やっぱり子供の頃の影響が大きいね。
子供の頃、よく年上の従兄弟が運転する車に乗ってたんだけど、彼はいつもイーストコーストのラップばかりを聞いていた。
Nasとか色々だ。
それで自然とそっちから入ることになった。
ウエストコーストの音楽を聞き始める前に聞いたのが、そっちだったんだ」
【moluv】