ソロデビュー好作「My Name Is My Name」をリリースしたPusha Tが、ボスKanye Westの評価を明かす・・・「『オレのアルバム(Yeezus)の方がベターだな』と言われた」
2013/10/10 16:50
インタビュアーから、Rick Ross(リック・ロス)をフィーチャーした"Hold On"の冒頭で
「オレはレコードよりも多くのドープを売った。
お前らはレコードは売ってもドープは売ってない。
そんな連中のストリート・シットなど聞きたくもない。
オレの中ではお前らが売ってるのはソープだ」
とラップした箇所について、デビュー前に売ったドラッグの量がレコードより多いというのは"誇張"かと確認されると、
「正直、これまでそんなにレコードを売ったという実感はないんだ。
100万枚売れたかもしれないけど、お気に入りのアルバム『Hell Hath No Fury』は売れなかった。
それに2002年からシーンに加わり、リリースしたアルバムはまだ3枚だけだしな」
と語っており、実績はあるものの、リリースごとにセールスが落ちていること(※)や、作品に対する満足度とセールスが比例していないことで、このような印象になっていると見られる
(※2002年のデビューアルバム「Lord Willin'」はRIAAからゴールド認定(最終的に100万枚近いセールス)を受けたものの、2006年と2009年にリリースした「Hell Hath No Fury」と「Til the Casket Drops」の2枚のセールスは、合計しても「Lord Willin'」の半分にも満たない)
Justin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク)のグラミー・ノミネートシングル"Like I Love You"や、Kanye West(カニエ・ウエスト)の傑作「My Beautiful Dark Twisted Fantasy」からの2ndシングル"Runaway"、更にG.O.O.D. Musicコンピ「Cruel Summer」からのダブル・プラチナシングル"Mercy"など、客演でも多くの実績を残しているPusha Tだが、
「オレはそういう部分を強調したくない。
受賞歴とかそんなのなしでも、ドープでクリエイティブなアーティストである方法はある。
オレはそういう存在を目指したい」
とコメントしている
その「My Name Is My Name」だが、Pushaの独特のディープでダークな世界観が見事に表現された内容に音楽レビュアーの評価も高く、ヒッツデイリーダブルは初日の出足から初週8万枚前後の予測を出しており、週明けのBillboard 200では初登場3位に入る見込み
ちなみにPusha Tは、リリース後に出演したPower105の「Breakfast Club」の中で、「My Name Is My Name」に対するKanyeの評価を聞かれると、
「『オレのアルバム(Yeezus)の方がベターだな』と言われた」
と明かしている