Warren Gがヒップホップの発展への期待とKendrick Lamarを語る・・・「オレは彼のことを良く知っている。ニューヨークやサウスや地元の連中をディスるようなヤツじゃない」
2013/09/03 16:11
まず昨今のラジオシーンの話になると、90年代のラジオではリリカル、コンシャス、パーティ、ギャングスタ...と多様性に富んだヒップホップがバランスよくプレイされていたのに比較して、
「今は同じような曲ばかりが繰り返しプレイされている。
その状況に多くの人がウンザリしているよ。
ラジオをつければ、聞こえてくるのはダイヤモンドチェーンやブガッティの話ばかり。
そんなの聞きたくないんだよ。
カネがない人の方が圧倒的に多いんだ。
カネを持ってる連中が派手に使う話を聞いても面白くもなんともない。
どうやったら成功するかとか、そういうディレクションの方が聞きたいよ」
と音楽の偏りを指摘した
また、Big Sean(ビッグ・ショーン)の"Control"でのラップが話題になったKendrick Lamarについては、
「Kendrickもそういうことを指摘しようとしたんじゃないかと思うんだ。
今のラップゲームでは皆が同じようなことを言っている。
ストリップクラブで豪遊したり、何を買った、オレのチェーンのカスタムは...とかそんなのばかり。
そういう状況に対して、Kendrickは『次のステップに進もう』とか『リアルなヒップホップを楽しもう』と切り出したという話だと思うけどな。
オレは彼のことを良く知っている。
ニューヨークやサウスや地元の連中をディスるようなヤツじゃないよ」
と理解を示し、更に、
「今はリアルな音楽をやれそうな時期に来ている。
Kendrickの言うリアル・ヒップホップだ。
Drake(ドレイク)もいいレコードを作るし、J.Cole(J.コール)のアルバムもいい。
ちゃんとした音楽を作れる若い子が増えている」
と役者が揃ってきたことを指摘し、新しいタレントによるヒップホップの発展に期待するコメントを残している