Talib Kweliが、白人ラッパーへの偏見を払しょくしたEminemを例に、ゲイ差別を減らす有効な手を示す・・・「変に作らず、自然なゲイラッパーが出れば変わる。ラッパーとして誰よりも優れた能力も持つゲイラッパーだ」
2013/08/28 16:56
「ブラックコミュニティは、同性愛に対しては非常に、非常に保守的だ。
そういうところは全く好きになれない。
だけど最近の若い子は違う。
インターネットや色んなテクノロジーの発達で客観的な情報を得られるようになって、ホモセクシャリティに対する偏見があまりないんだ。
今のフッドで暮らす子は、男の子も女の子もオレたちが若い頃と全然違う。
オレがティーンの頃、ゲイであることをカミングアウトしたりしたら、間違いなく虐められた。
渋々というか、周りに合わせてしょうがなく応じているのかもしれないが、20年前に比較すれば明らかに多くの子が同性愛者を受け入れている。
陰では批判的なことを言ってるかもしれないけど、少なくとも同性愛者を見て殴ったりするヤツはいなくなった」
更に、他を圧倒する能力で白人ラッパーへの偏見を払しょくしたEminem(エミネム)を例に挙げて、同性愛者への差別意識が根強いヒップホップシーンでゲイへの意識を変える為の有効な方法も提案している
「簡単だ。
変に作らず、自然なゲイラッパーが出れば変わる。
ラッパーとして誰よりも優れた能力も持つゲイラッパーだ。
ヒップホップには競争の意識が根付いているから、他の誰よりもベターである必要がある。
Eminemで考えたらいい。
彼が出現するまで、皆が一目置く白人ラッパーが出て来るなんて、誰も想像しなかったと思う。
3rd Bass(サード・ベース)とか、他にもリスペクトを得た白人ラッパーはいた。
だけど真の白人ラッパーはEminemが初めてだ。
彼がラッパーとして誰よりも優れているから皆の意識が変わったんだ。
Lauryn Hill(ローリン・ヒル)やNicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)などの能力の高いラッパーが現れ、女性ラッパーが広く認識されたのも同じことだ」
【moluv】