Lupe Ficascoが高校卒業生にメッセージ・・・「若い黒人男性にとって、自立した大人の男になるということは難しいことの1つだ。だけど、何とか自分の頑張りで手に入れられるものでもある」
2013/07/31 15:13

主にアフリカ系の生徒/学生の教育を支援する機関「The Black Star Project」の要請を受け、ラッパーLupe Fiasco(ルーペ・フィアスコ)がシカゴの高校卒業生を前に行ったスピーチが話題になっている
シカゴ州立大学で行われた高校生の卒業イベントに招かれたLupeは、ステージに上がると
「卒業おめでとう。
キミたちは世界で最も水準の低いこの街の教育システムに身を置き、12年を過ごした。
残念ながら、他の国の同年代か少し下の子たちより、4,5歩は遅れていると思う」
と、シカゴの公立学校の教育制度に苦言を呈した後、
「キミたちは今、帽子やガウンといった立派なアカデミックドレスを身に着けている。
立派な服を着ているがそれ自体に大した意味はない。
その服を着ていても身体が温まることはない。
何かを達成したということを他者に知らしめるドレスではあるけど、自分の今の姿を見てどう思う?
オレはこれをやり遂げたと人に言えることはあるだろうか?」
と語り掛け、
「今キミたちは人生で最も大切な岐路に立っている。
自立した大人になれるかどうかのターニングポイントだ。
若い黒人男性にとって、自立した大人の男になるということは難しいことの1つだ。
だけど、何とか自分の頑張りで手に入れられるものでもある。
自立は人間性に直結するとても大切なものだ」
と、社会に出るこれからが人生の本番であり、人間らしい日々を送る為にも自立を目指すよう促している
イベントを主催したThe Black Star Projectの代表は、シカゴ・サンタイムズの取材に対し
「若者の姿勢を正させ、現実や社会というものを認識させてくれた」
と、ハレの席で敢えて厳しい言葉を掛けたLupeへの感謝を口にしている

【moluv】