米の著名教授がKendrick Lamarを語る・・・「DrakeとJ.Coleのいいとこ取り」「音楽で何かを起こすアーティスト」「色んな意味で黒人の為のアルバムを作ったと思う。そのことに私は心を打たれた」
2015/04/16 17:43

アフリカン・アメリカン・スタディーズの著名な教授で、作家やTVパーソナリティとしても活躍する知識人Marc Lamont Hill(マーク・ラモント・ヒル)が、XXLのインタビューで、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)のメジャー2ndアルバム「To Pimp A Butterfly」を絶賛している
「私は疑いなくクラシックだと思うよ。
今のヒップホップの最良の形だと思う。
KendrickとDrake(ドレイク)の違いもよく分かった。
昔はそうでもなかったけど、いま私はDrakeの音楽も好んで聞いている。
Drakeは詞も書けるし、ラップも上手い。
いい音楽を次々に生み出している。
ただ深みという観点で見ればどうか。
そう考えた時に思うんだ。
Kendrickは『DrakeとJ.Cole(J.コール)のいいとこ取り』と言ってもいいなとね。
ラップもいいし、深みもある。
音楽的感性を持っているだけでなく、音楽で何かを起こすアーティストだ。
・・・よく言われるように2枚目のアルバムは難しい。
私の好きなアーティストも多くが2枚目で苦労している。
3枚目でまたドープなのを出したりするんだけど、2枚目で一度落ち込むんだ。
『good kid, m.A.A.d city』は私がこの10年で聞いた中で最高のデビューアルバムの1つだった。
『Get Rich or Die Tryin'』クラスだ。
だからこそ、残念ながら2枚目はデビュー作より劣るだろうと思っていた。
まあ仕方がないという気持ちで聞いてみて、見事に裏切られたよ。
彼はこのアルバムで今のHIPHOP世代にとっての新たな金字塔を打ち立てた。
称賛すべきポイントはいくつもある。
でも何より、彼は色んな意味で黒人の為のアルバムを作ったと思う。
そのことに私は心を打たれた」
【moluv】