製作総指揮を執ったドラマを成功に導いた50Centが、当初TV関係者が自身のアイデアに全く関心を示さなかったことを告白・・・「いいアイデアをきちんと説明しても人は分からない。多くの人は結果を見て初めて納得する。そんなもんだ」
2015/07/30 12:28

HHDXのインタビューで、50Cent(50セント)が自身がエグゼクティブ・プロデューサーを務めるTVドラマ「Power」の成功の秘訣を語っている
米ケーブル局Starzで2014年に始まった「Power」は今年6月にシーズン2の放送が始まっているが、視聴率の良さから早くもシーズン3の制作が決定している
「TVドラマの弱点は音楽だ。
適当な音楽がシーンの山場で流れたりするのが現状だ。
じゃあ、シーンに合った質のいい音楽を流したらどうなるか。
しかも追加予算なしで。
映像と音楽で視聴者をよりドラマの世界に惹き込めるはずだ。
いいアイデアだろ?
そう思って、音楽とのトータルパッケージで新しいドラマを作るというアイデアを色んなTV局に売り込みに行ったんだ。
だけど全然反応がなかった。
1年半売り込んでもレスポンスがなくて、プロデューサーのCourtney Kemp Agboh(コートニー・ケンプ・アグボー)は諦めかけてたんだけど、そんなタイミングでStarzから声が掛かったんだ。
いいアイデアをきちんと説明しても人は分からない。
多くの人は結果を見て初めて納得する。
そんなもんだ」
実際に50はドラマの制作が決まってから登場人物のキャラにあわせた曲を10曲ほど用意したようで、良質なドラマといい音楽がセットになれば通常のドラマ以上の成功を収められるということを実証して見せている
なお、今月中旬に破産(チャプター11)の申請をした50Centだが、先週開かれた裁判の中でこのドラマ「Power」から入るギャラが1シーズンあたり15万ドル(1860万円)であることを証言している