Lauryn Hillのソロデビュー盤がリリース17周年を迎える・・・「当時の女性ラッパーは"オンナ"を全面に出して自分のしたたかさを謳ったり、タフさを強調するのがほとんどだったけど、Laurynは"女性"の尊厳を語り、"女性観"を提示した」
2015/08/31 13:03
90年代のヒット番組「Yo! MTV Raps」でホストを務めたEd Lover(エド・ラバー)が

「初めてあのアルバムを聞いた時のことはよく覚えている。
聞いた瞬間、間違いなく自分が聞いてきた音楽作品のなかでトップの1つに挙げられる傑作だと思った。
夢中になって繰り返し聞いたよ。
当時の女性ラッパーは"オンナ"を全面に出して自分のしたたかさを謳ったり、Eveのようにタフさを強調するのがほとんどだったけど、Laurynは"女性"の尊厳を語り、"女性観"を提示したんだ」
と語ったほか、Laurynと同じニュージャージー出身のラッパーRedman(レッドマン)も、

「皆の考え方やスタイルに影響を与えたアルバムだった。
特に女性は凄かったな。
多くの女性があのアルバムを聞いて自信を持った。
Martin Luther King, Jr.(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)の女性版を見るような目で彼女を見ていた。
当時女の子の家に行くと、どの家もLauryn Hillをかけていたよ。
女性だけじゃなく男のMCも変わった。
あれ以降、オレはスタイルが変わったし、Erick Sermon(エリック・サーモン)なんかもそうだ。
他にも、女性をビッチと呼んで軽侮していたラッパーがしばらく言葉に気を付けたりね」
とアルバムの影響力の大きさを振り返っている
【moluv】