TDEの代表がKendrick Lamar「good kid, m.A.A.d city」のヒップホップ的価値を語る・・・「皆の好きなヒップホップを思い出させてくれるどこか懐かしいアルバム」
2015/11/05 14:15

Rap Radarのポッドキャストで、TDEのプレジデントPunch(パンチ)が2012年にリリースされたKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)の2ndアルバムでメジャーデビュー盤となった「good kid, m.A.A.d city」のヒップホップ的価値を語っている
「あのアルバムでKendrickは確実にシーンのハードルを上げた。
あれが1つのバロメーターとなり、シーンはあのアルバムに続く作品を待っている状態だ。
自分のところのアーティストだからといって持ち上げているわけじゃない。
純粋にあのアルバムが素晴らしいからだ。
皆の好きなヒップホップを思い出させてくれるどこか懐かしいアルバムだ。
ビートとリリックを紡いで1つの物語を完成させている。
無駄がなく全てが密接に繋がっている。
間違いなくクラシックの新たな基準となるアルバムだよ」
また「To Pimp A Butterfly」のラストトラック"Mortal Man"で使ったTupac(トゥパック)のインタビューについては
「あれはツアーで海外に居る時にKendrickが見つけたものだ。
オレのところに来て『面白いものを見つけた』と言って聞かせてくれた。
『ヤバいもの見つけたな。
うまくやれば最高のものにできる。
だけど使い方を間違えたら最悪なものにもなる。
よく考えて上手にやらないとな』
と言ったよ。
以来、あのインタビュー音源は常に頭の片隅にあった。
アルバムの制作に入ってからも、『例のPacのやつはどうする?今回行くか?』と事あるごとに尋ねたよ」
とコメントし、更に
「彼は常に前を向き、進化している。
そう遠くないうちに演技も見られるよ」
とKendrickの役者デビューが近いことも明かしている