ベテランプロデューサーのD-Dotが、Jay-ZとThe Notorious B.I.G.の仕事の違いを語る・・・「B.I.G.はメロディを大切にするラッパーだった」
2013/07/08 22:15
90年代にBad Boyと契約したD-DotはDiddyの作ったプロダクションチームThe Hitmenのキャプテンとして、The Notorious B.I.G. "Hypnotize"、Puff Daddy(パフ・ダディ) "It's All About the Benjamins"、Mase(メイス) "Feel So Good"、The Lox(ザ・ロックス) "Money, Power & Respect"といった多数のBad Boy作品を手掛けたほか、Jay-Zの"Where I'm From"やBusta Rhymes(バスタ・ライムス)、Lil Kim(リル・キム)、Nas(ナズ)などBad Boy以外にも多数の人気ラッパーの楽曲をプロデュースしている
「B.I.G.とJayの違いを挙げるとすると、Jayの方が少し仕事が早いというのがあるだろうね。
Jayの仕事は何度も見ているけど、とにかく仕事が早い。
だからたくさんの曲を作ることができるんだ。
一方のB.I.G.は、自分のルーツを曲に組み込むのが上手かったね。
そしてメロディを大切にするラッパーだった。
リリックを作る時、当然意味や表現を考えながら言葉を選んでいたけど、同時にメロディー的にどうかということにもこだわっていた。
そういうのもあって、B.I.G.の方が完成までに少し時間が掛かったね」