元セキュリティがアリーナ・コンサートでのラッパーへの差別を主張・・・白人アーティストは要望があればチェックなしで通すが、黒人アーティストは例外なく金属探知機を通らせる
2017/07/13 13:30

NBAアトランタ・ホークスの元セキュリティ・マネージャー(SM)が、解雇の不当を訴えている裁判の中で、「球団が黒人アーティストに差別的な対応をしている」と主張していることが分かり、話題になっている
この元SMはNBAのシーズン以外もフィリップス・アリーナで行われるコンサートなどのセキュリティを担当しており、TMZによると、アリーナでは来場するアーティストに金属探知機を使ったセキュリティチェックを行っているが、検査のために金属の付いた衣類や装着物を外すのを面倒がるアーティストが少なくなく、白人アーティストから「パスできないの?」と言われた場合は多くがチェックなしで通すが、黒人アーティストの場合は例外なく金属探知機を通らせているとのこと
SMの提出した資料によると、Adele、Bon Jovi、Ariana Grande等は要望を飲んで金属探知機によるチェックをパスしているが、Migos、Kanye West、2Chainz等はリクエストを拒否し、チェックを受けさせているのが分かる
黒人と白人でセキュリティチェックが違うのは差別ではないかと上層部に確認したところ、「ヒップホップ・アーティストは面倒なものを持ち込む可能性がある」という答えが返ってきたと主張し、「差別問題を指摘したことによる解雇であり、不当」と訴えている
TMZの取材に対し球団広報は、「彼との契約解除は職務怠慢が理由です。裁判で彼が述べていることは、事実に基づいておらず、この件はしっかりと争わせてもらいます」と反論している