破産寸前までいったラッパーが、2Pac最大のヒットアルバム「All Eyez on Me」に1曲参加したことで、貧困の淵を脱したエピソードを語る
2013/06/27 17:24
Capital Punishment Organization時代はLil Nation(リル・ネイション)のステージネームで活動し、後に改名して「Above the Rim」や「Murder Was the Case」などDeath Row関連のサントラに参加したCPOだが、生活は苦しく2000年に破産寸前までいったことを明かし、
「2000年、気付いたらカネが全くなくなっていた。
仕事中にケガをして職を失い、もらえると思っていた失業給付も出なくてね。
どうしたらいいか分からなくて、Death Rowに電話をしてみたんだ。
相談しても断られるとは思ったけど、とりあえず電話した。
Suge Knight(シュグ・ナイト)が保護観察違反で刑務所に入ってる時だ。
『Tupacとやった曲の件で、誰か分かる人間と話がしたい』
と切り出したら、Universal Publishingに聞くよう言われた。
(※CPOは1996年にリリースされた2Pac「All Eyez on Me」収録曲の"Picture Me Rollin'"に参加している)
今度はUniversalだ。
色んな部署に電話を回された末にある女性が出て、オレの名前と参加した曲名を聞かれた。
彼女からは
『権利者にしか支払いはできない』
と言われて、権利者とは何かを聞くと
『詞を書いてるとか・・・』
と返って来たから、ライターとして参加してることを伝えたんだ。
そして幾つかのやり取りをして電話を切った。
2週間以内に小切手を送ると言われたけど、どうせ何も来ないだろうと思っていた。
そしたら、3週間後くらいにUniversalからの手紙が届いたんだ。
小切手が入っているようだった。
『1,500ドルくらいあるかも、5,000ドルあったらどうしよう、いやそんなにある訳ないな』
とか色々思ったけど、小切手が来ただけでも十分だと思い直して開けてみたら、3万7,000ドル(現行レートで約370万円)の小切手だった。
『アイム・リッチ・ビッチ!!』
と叫んだよ。
・・・ちなみに、今でもあの曲に関連した支払いをUniversalから受けている。
運命としか言いようがない。
色んな仕事をしてきたけど、他の誰よりもオレはPacの世話になってるんだ」
と、衝撃の死から16年が経過した今もサポートをしてくれる2Pacへの感謝を口にしている
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