Killer Mikeが自分の境遇を嘆く白人ラッパーに一言・・・「クラック中毒で両親を亡くしたヤツがウジャウジャいるようなコミュニティで育ったオレからすれば、あまりピンと来ない」
2013/05/10 17:21
Killer Mikeはラッパーに留まらず、自分のコミュニティにメリットになるものを考えた末にバーバーショップを開くなど、市民活動家的な側面を持つ論客としても知られている
「自己憐憫を歌う白人ラッパーが増えている。
El-Pのことじゃない。
最近の連中のことを言っている。
別に彼らを批判する気はない。
親への不満やそういう境遇をリリックにするのもクールだと思う。
ただクラック中毒で両親を亡くしたヤツがウジャウジャいるようなコミュニティで育ったオレからすれば、あまりピンと来ないんだ。
親の顔も知らないヤツも多い。
オレもそうだ。
祖母に育てられ、母親にも父親にも会ったことがない。
・・・彼らの境遇が大したことないとか、そういうことを言ってる訳じゃない。
ただ特別なことではないと言ってるんだ。
愛や痛み、失望などの感情は人間であれば誰もが感じ、経験するものだ。
この国の人たちは苦しみに直面する度に、それを乗り越えてきた。
人間だからそれができる。
困難と直面した時、それとどう向き合うか。
自分を憐れむのか、他者を救済する切っ掛けとするか、ということだ」