Snoop Doggが2Pacとの最後の苦い思い出を振り返る・・・「オレにとって人生最悪のフライトだったよ。Pacが完全にオレを無視していたからだ。5時間のフライト中ずっとだ」
2013/05/08 21:51
「オレが最後に見た彼は、ベッドに横たわってる姿だった。
息を引き取る直前だ。
一緒にニューヨークから帰って来たばかりだった。
NYでオレはAngie Martinez(アンジー・マルチネス)のラジオ番組に出た。
それが原因でPacとぶつかってね。
オンエア中に彼女から聞かれたんだ。
『アナタは、Puffy(パフ・ダディ)とBiggie(ノトーリアスB.I.G.)のことをどう思ってるの?』
とね。
オレは何も考えずに、
『嫌いじゃないよ。
マイ・ホームボーイだ』
と答えた。
(※この当時、Death Rowのレーベルメイトである2Pacは、Bad BoyのPuffやB.I.G.と激しいビーフ中だった)
出演を終えてホテルに戻ったら、部屋の空気が変わっていた。
Pacはオレに近づかず、用があったら自分の取り巻きを使いにしてオレのところに寄越したりした。
そんな状態で次の日を迎えた。
飛行機でLAに帰る日だ。
Suge(シュグ・ナイト)からは、セキュリティを一緒に乗せないよう言われた。
プライベートジェットに乗り込んだのは、Sugeと彼の取り巻き、Pac、そしてオレというメンツだ。
オレにとって人生最悪のフライトだったよ。
Pacが完全にオレを無視していたからだ。
5時間のフライト中ずっとだ。
離陸して3時間くらい経った時かな、もう我慢ができなくなって彼の隣に移動して話し掛けたんだ。
『この後、ベガスに行くんだっけ?』
とね。
そしたらオレに背を向けて、反対側に座ってたヤツと話し始めてね。
それを見て、もういいと思って自分の席に戻り、頭からブランケットを被って到着まで目をつぶっていた。
両手にナイフとフォークを握りしめてね。
何かしてくるかもしれないと考えたからだ。
飛行機を降りる時、もう一度声を掛けたけど、彼はそのまま歩いて行ったよ。
だからオレも自分の行くべき方向に向かった。
そんな別れ方をして、次に受けた電話があれだった。
『TVをつけてニュースを見ろ!
ニュースを!』
という連絡だ」
【moluv】