MC EihtがCMWが求めたサウンドを語る・・・「Dr.Dreが有名にしたParliamentやGeorge Clinton使いのいわゆるG-Funkをそのままやるようなことはしたくなかった」
2013/02/06 17:20
「Compton's Most Wantedは常に他とは違うサウンドを求めた。
Dr.Dre(ドクター・ドレ)が有名にしたParliament(パーラメント)やGeorge Clinton(ジョージ・クリントン)使いのいわゆるG-Funkをそのままやるようなことはしたくなかった。
オレたちが求めたのはジャジーなサウンドだ。
ピアノリフやストリングス、サックスが映えるサウンド。
オレたちはGeorge ClintonやParliament、Zapp(ザップ)より、Isaac Hayes(アイザック・ヘイズ)やBarry White(バリー・ホワイト)を好んで聞いた。
The Meters(ミーターズ)やOtis Redding(オーティス・レディング)の音楽もよく聞いた。
あとはRonny Jordan(ロニー・ジョーダン)とか、それ系のジャズのレコードだ。
メインプロデューサーのDJ Slip(DJスリップ)もそういうレコードが好きで、大量に所有していた。
テネシーでもニューヨークでも知らない土地に行ったら、その街のレコード屋に行ってレコードを買っていたな。
アラバマの小さな街でも。
オレたちもサンプリングに使えるレコードが集まるのを楽しみにしていた。
・・・当時はウチとN.W.A.とか、Ice-T(アイスT)とKing T(キングT)みたいに、皆が競い合っていた。
だから他とは違うサウンドを心掛けた。
N.W.A.やKing Tとは違うと分かってもらえるような音楽をね。
メッセージの内容ではなく、音楽的に違うエッジを出したかったということだ」