D.I.T.C.のプロデューサーBuckwildが、多くのプロデューサーがサンプリングに使えるレコードを探していた90年代は、Lord Finesse等とレコードをシェアしていたことを明かす
2013/01/28 17:32
多くのプロデューサーがサンプリングに使えるレコードを探していた90年代は、同じD.I.T.C.クルーのLord Finesse(ロード・フィネス)等とレコードをシェアしていたことを明かしている
「当時は皆がサンプリングに使えるホットなレコードを求めていた。
ホントにレアなのは聖杯(ホーリー・グレイル)と呼んだりしてね。
オレが見つけたので一番のお宝は、Dorothy Ashby(ドロシー・アシュビー)のレコードだった。
No I.D.(ノーI.D.)とシカゴで一緒に掘ってる時に見つけたんだ。
『The Rubaiyat of Dorothy Ashby』(1970年リリース)の未開封盤が25枚もあってね。
地元に持って帰って、1枚250ドルで欲しい仲間に売ったよ。
Finesseに1枚、Diamond(ダイアモンド)に1枚、それからShowbiz(ショウビズ)にも1枚売ったと思う。
何枚かはトレードもした。
あの頃は皆でレコードをシェアしたもんだ。
入手したレコードが気に入らなかったら、Finesseのところに持って行ったりした。
互いに不必要なレコードをジャンクパイルと呼んでまとめて保管していたんだ。
オレがFinesseの家に行って、彼のジャンクパイルから自分の嗜好に合うレコードを探したり、彼が訪ねてきてオレのジャンクパイルを漁る時もあったな」