
シカゴのラッパーRhymefest(ライムフェスト)が23年ぶりに生き別れになっていた父親(54歳)と再会したことが話題になっている
DNAinfo.comによると、現在35歳のRhymefestは昨年7月、シカゴ・チャタムに建つ父親が幼少期を過ごした住宅を購入しており

「父はオレが3歳くらいの時に家を出て行った。
最後に姿を見たのは11歳の時だ。
正直言って、オレは父を探そうと思ってなかった。
父の暮らした家に住み始めてから、妻に『捜してみたら』と言われたんだ。
この家を買ったのも、『家族の思い出を守る為にも買ったら』と彼女に勧められたからなんだ」
と、妻のアドバイスを受けて父親捜しを決心したことを明かしている
まず母親にミネソタに住む父親の兄弟を紹介してもらい、そこからシカゴに住む父親の友人に辿り着き、その友人から父親が市内のホームレス保護施設で寝泊まりしていることを聞かされたとのこと
そして保護施設近くの図書館に頻繁に出入りしていることを突き止めたRhymefestは、先週火曜日にその図書館を訪ねているが、自分の姿を見て突然泣き始めた男性を見て父親であることに気付いたことを明かしている
「ハグした瞬間に初めて気付いた。
父親が居ないことを自分がどれほど寂しく思っていたかってことにね。
オレは父親のことを知らない。
今、少しずつその溝を埋めているところだ。
・・・我々には人を愛し、許すという能力が備わっている。
オレは父を許した。
そして家族が全員揃ったんだ」
Rhymefestの父親は、
「私はアルコールの問題を抱えている。
そのせいで生活に支障があり、息子にも迷惑が掛かる。
だから今はその治療を受けている」
と自らがアルコール依存症であることを認め、数日間ホテルに滞在した後、再び保護施設に戻って治療を続けている模様

Rhymefestは再開した日からは毎朝父親と朝食を共にしており、メディカルチェックや散髪を受けさせたり、清潔な衣服や携帯電話を与え、役所での身分証明書の取得に付き合ったりと、サポートを続けており
「父が頑張るなら喜んでその手伝いをするつもりだ。やはり父親であり、好きだからだ。
ストリートに戻らない為にも、まずアルコールを絶たないとね。
一緒にちゃんとした親子の関係性を築きたい」
とコメントしている