Rick Ross(リック・ロス)が、今週金曜と土曜に予定していたノースカロライナ州シャーロットとグリーンズボロでのライブを急きょ中止した

キャンセルの理由は発表されていないが、MTVやBillboardの報道によると、シカゴを拠点とする一大ギャング組織「Gangster Disciples」(ギャングスター・ディサイプルズ)のノースカロライナ支部が、Rossの殺害を予告するメッセージを送ったことが原因と見られている

GDsはRossが「Teflon Don」収録曲の"B.M.F. (Blowin' Money Fast)"の中でGDsのトップLarry Hoover(ラリー・フーバー)について言及したり、10月に発表したミックステープ「Black Bar Mitzvah」のアートワークにGDsのシンボルマークであるStar of Davidを使用したことに怒っている模様

ノースカロライナ出身のヒップホップジャーナリストPaul Scott(ポール・スコット)は、今回のキャンセルの決定を「正しい判断」と歓迎しているが、日頃から暴力的なイメージでカネを稼ぐラッパーを強く非難しており、シャーロット・オブザーバーの取材に対して
「ヒップホップは"リアル・ストリート"をレペゼンしてる訳ではない。
Rick Ross等がプロモートするコマーシャルヒップホップがレペゼンしているのは"ウォールストリート"だ。
稼げるなら人命など何とも思わないのがウォールストリートの精神だ」
とコメントしている