
問題となったのはフロントに"Manifest Destiny"(マニフェスト・デスティニー=明白なる使命)と記したプリントTシャツで、この言葉は、19世紀に"民族浄化"を旗印に先住民の土地を奪い、黒人奴隷を使って西部開拓を進めて行った白人が自分たちの政策を正当化する為に掲げたスローガンとして知られている
先住民の人権拡張を訴える団体「アメリカン・インディアン・ムーブメント」のサウスカリフォルニア支部長は、インディアン・カントリー・トゥデイ紙の取材に対し、
「先週金曜日に支援者からこの話を聞き、ショックを受けました。
すぐにフェイスブックなどでこの件を発表したところ、3日間で1万人近い人から反応があり、多くの人がGapほどの巨大アパレルチェーンがこのようなことをしたことに対し、怒りの感情を示していました。
この服のデザイナーは『Manifest Destiny』という言葉が、どれほど人を不愉快な気持ちにさせるかということが分かっていないようです。
同時に、我々先住民が歴史的なトラウマを持っていることや、今もその影響に悩まされていることが分かっていないのでしょう」
とコメントしている