BETのイベントで50Centと同じステージに立ったFat Joeが、Chris Lightyの為に50と和解したことを表明・・・「オレと50が共に愛した男。何年もビーフをやめるよう諦めることなく言ってきた男。彼がこの結果をもたらした」
2012/10/12 13:12

MMGとCTEの衝突、Gunplay(ガンプレイ)による50Cent(50セント)襲撃など舞台裏に注目が集まってしまった今年のBETヒップホップアワードだが、肝心のステージで話題になったのが、Violator勢による8月に急逝したChris Lighty(クリス・ライティ)へのトリビュートステージ
LL Cool J(LLクールJ)によるイントロに始まり、Q-Tip(Qティップ)とPhife Dawg(ファイフ・ドーグ)が"Award Tour"を、Busta Rhymes(バスタ・ライムス)が"Put Your Hands Where My Eyes Can See"を、Fat Joe(ファット・ジョー)が"Lean Back"を、Missy Elliott(ミッシー・エリオット)が"Get Ur Freak On"を、そしてトリで登場した50Centが"I Get Money"で幕を閉じるという流れで、豪華アーティストが名曲の中でChris Lightyへの愛や感謝を表現した
豪華なマイクリレー以外にも、長年ビーフ関係にある50CentとFat Joeが同じステージに立つという点でも注目を集めたが、この件についてJoeはHot 107.9のQ Deezyとのインタビューの中で、ステージに上がる前に50と和解をしたことを明かしている
「50Centを見出したのも、オレを見つけたのも同じ男、Chris Lightyだ。
彼には本当に世話になった。
ブロンクスでまともじゃない生活をしていたオレを救い出してくれた。
あそこから抜け出すことができたのはオレだけだ。
オレ以外の当時の仲間は今、みんな刑務所に居る。
75年の刑を受けたりしてな。
彼は文字通りオレを、オレの人生を救ってくれたんだ。
ラッパーになれるなんて思ってもなかったオレにラップをするよう勧めてきたんだ。
その彼がオレたちに仲良くするようずっと言っていた。
だけどオレたちはそれを無視し、従わなかった。
・・・トリビュートに参加する為に会場入りした。
50Centが居ることも分かっていたけど、Chrisの為にと思って行ったんだ。
そしたら彼が近づいてきて、オレの耳元で紳士的なことを2,3言ってきた。
彼は正しいことを言った。
そしてオレたちは握手をしたんだ。
2人の大人の男だからな。
『Chris Lightyの為に、ヒップホップの為に、前を向こう』
となった訳だ。
オレがとても愛し、50も愛した男。
何年もビーフをやめるよう諦めることなく言ってきた男。
彼がこの結果をもたらしたんだ。
不幸なことに彼はもういないが」