「稼ぎたいならビーフをするな」が持論のFrench Montanaがビーフの負の側面を語る・・・「50は最初に1000万枚売ったけど、その後は落ちていくばかり。スタート時点ではなく、最終的にどうなっているかという話」
2012/10/10 15:26
インタビュアーが「10のこと」の1つに「ビーフをするな」が入っていたことに興味を示すと改めてその理由を述べている
先日の企画ではビーフをしてはいけない理由として
「ビーフをすると、カネが逃げる。
ストリートでは力ずくで人からカネを巻き上げることもできる。
だけど業界ではそういう訳にはいかない。
だからオレはビーフをしないんだ。
昔はやったよ。
皆が敵だくらいの感じだった。
でも今は皆と仲良くしている。
カネを稼ぎたいなら、良く考えないとな」
と語ったMontanaだが、今回のインタビューでは
「オレは意識してビーフを避けている。
カネを稼ぐためには手を広げていかないといけない。
だけどビーフをやると、負のエネルギーを出さないといけなくなる。
負のエネルギーというのは発すると自分にも返ってくるんだ。
逆にポジティブなものを出すと、ポジティブなものが返ってくる。
もし本気でビーフをやりたいなら、ストリートでやればいい。
相手をしたがる奴は一杯いるから。
・・・ビーフをやるとその相手と顔を合わすことができなくなる。
ラップの世界でビーフをやると、セキュリティを雇わないといけないし、ビーフ相手と同じイベントにも出られなくなるんだ。
名前を売る必要があり、かつスマートにビーフをするなら、ラップバトルをやればいい。
ラップバトルは相手との競争だ。
トラブルを求めるような行動をとってはいけない。
とにかくカネを稼ぎたいなら、ビーフはやらないことだ。
ビーフをする奴からは人が離れていく。
ストリートでもそうだ。
銃で撃たれる可能性のある奴の傍には人が近づかないだろ。
だけどそこで一儲けを狙って、あえて近づいてくる奴もいる。
かつての50Cent(50セント)の時がそうだった。
50はカネのなる木だったからな。
彼が稼ぐと見て、近づいた人間は居た。
しかし今はもうそういう人間はいない。
ビーフでカネを稼ぐという時代は終わったんだ。
・・・オレは50はビーフで損をしたと思っている。
逆にそれがRossの勢力拡大を助けたと思う。
Maybach Musicが一大レーベルになったのは、あのビーフのお陰だ。
Rick Ross(リック・ロス)は今も右肩上がりで成長している。
最新作は彼にとって初のプラチナアルバムになるかもしれない。
50は最初に1000万枚売ったけど、その後は落ちていくばかりだ。
今50がアルバムを出して1000万枚売れると思う?
スタート時点ではなく、最終的にどうなっているかという話だよ」
と語り、音楽ビジネスでストリートの手法は通用しない上、ビーフで一時的に勢いに乗っても最終的には損をするという持論を展開している
また先日話題になったPusha T(プッシャT)とLil Wayne(リル・ウェイン)のビーフについて尋ねられると
「Pusha TとLil Wayneのものは、シリアスなビーフじゃない。
もしリアルなものなら、Baby(ベイビー/バードマン)が入ってきたはずだ。
ああいうのは競争の1つでヒップホップの為には悪くない。
ケガ人がでないものは、ビーフではない」
とコメントしている
【moluv】