Def Jamを去ったラッパーWaxが、レーベルの示す方向性に馴染めなかったと告白・・・「彼らがオレにやらせようとしたのは、主にゲイに関する曲だ。オレはどうしてもそれに気持ちを入れられなかった」
2012/09/27 17:07
昨年3月にDef Jamと契約したWaxは、レーベル側が求めるラジオ向けのシングルを何曲か作って提出したがいずれもOKがもらえず、先月Youtube上にUPしたビデオの中でDef Jamと契約を解除したことを明かしている
「彼らはヒット曲の作り方を知ってるソングライターをオレに付けた。
彼らがオレにやらせようとしたのは、主にゲイに関する曲だ。
オレはどうしてもそれに気持ちを入れられなかった」
と、ヒットを狙ってレーベル側が仕立てようとする実像とは異なるキャラや方向性に馴染めなかったことを明かしている
また、メジャーに在籍してみて、業界のどこに問題があると考えるかを聞かれると
「皆、最後にカネを払ってアルバムを買ったのはいつだ?
音楽でカネを稼ぐのがどんどん難しくなっている。
もし自分がRihannaやLady Gagaではないなら、メジャーレーベルにこだわる必要はもうないと思う。
誰もが自分自身を自由に表現できる時代だ。
メジャーレーベルが求めるのは大ヒットだ。
彼らはそれを求めて、ヒットが生まれるとそのやり方に追従する。
怖いんだよ。
何かを試し、失敗してクビになるのが怖い。
だから安全策を選ぶんだ。
彼らはオレの曲も作ろうとしたが、うまくいかなかった。
それは彼らのせいだけではなく、オレのせいでもあるが」
とコメントした
WaxはDef Jamとの契約を解除した後に発表した"Rosana"のビデオがYoutubeで360万回以上の再生を記録するなど話題を集めており、ハロウィンを目途に最新アルバムを出す準備を進めているが、再びレコード会社と契約する可能性はあるかを尋ねられると
「このアルバムは自分で出そうと思う。
インターネットを使ってね。
もしアルバムを出した後、どこかのレーベルが接触してきて
『このアルバムを気に入ったから、自分たちに宣伝させてほしい』
と言われたら、考えるよ。
内容に口出しをするような関係なら、ノーだ」
と答えている