Talib Kweliが「アンダーグラウンドMC」という"言葉のあいまいさ"や、自身をそこにカテゴライズしようとするレーベルやメディアの"無理さ加減"を語る
2011/08/19 21:46
インタビュアーから12年以上シーンで活躍するKweliを多くのメディアが"アンダーグラウンドMC"と紹介していることに「違和感がある」と指摘されると、
「アンダーグラウンドという言葉は解釈が人それぞれで定義が難しい」
「"アンダーグラウンドMC"という称号はレーベルやメディアが勝手に付けたものである」
「自分をアンダーグラウンドMCの一言で片付けることはできない」
など、持論を展開している
「アンダーグラウンドという言葉は人によって捉え方が違うから難しい。
メジャーを離れてフリーエージェントになったDMXはアンダーグラウンドだろうか?
プラチナを獲ってるRedmanやMethod Manは?
サウンドで判断するのだろうか?
あるいはフィーリング?
レコードのセールス枚数?
レーベルやメディアはアーティストを売り出す時、何かしら枠を用意しようとする。
何とかしてそのアーティストをパッケージングしようとするんだ。
それが決まらないと、彼らはアーティストを売り出すことができない。
オレは1つの枠に入れられないくらい色んなことをやり成功を収めてきた。
オレやキミはそのことを理解してるんだけど、彼らはそれが分からないんだ。
何かのカテゴリに入れようとする。
そうしないと気がすまないからだ。
レーベルに何かパッケージを用意されても、そこに収まりきらないアーティストは多いと思う。
Ice Cubeなんて、色んな顔を持っている。
資本家でもあり、Coorsのコマーシャルに出るタレントでもあり、家族向けの作品も作れる映画監督でもあり、インディレーベルからレコードを出すアンダーグラウンド・ギャングスタラッパーでもある。
一つにカテゴライズするのは無理があるよ」
【moluv】