Jay-Z & Kanye Westの「Watch the Throne」は初週40~50万枚ペース・・・Def Jamのマーケティング担当者が音源リークを回避できた理由を解説
2011/08/09 14:39
先日、Hot97のAngie Martinez(アンジー・マルチネス)との対談を受けたJay-Zは、リークを防いだ最大のポイントに「変則リリース」(デジタル先行、CD後発リリース)と「音源管理の徹底」を挙げているが、Robinsonもこれに同意する意見を述べている
「KanyeとJayは非常に音源の管理に気を使っていた。
2人はどんなに離れた場所に居ても、レコーディングからリスニングセッションに至るまで様々なことを常に一緒にやった。
音源から離れない為だ。
大切に管理し、Def Jamのオフィスでさえ1枚もコピーを置かなかった。
音源の管理の仕方を"デジタル時代"以前に戻したんだ。
常に同席してレコーディングし、メールでのやり取りも一切しなかった。
音源は厳重に管理し、アクセスできる人間を1人ないし2人に留めたんだ」
更にRobinsonは、これまでにリークされたアルバムは"流出時期が発売日の約2週間前"と共通していることに着目し、それは「音源がプレス工場に回されるタイミング」であることも指摘している
その「Watch the Throne」は月曜日にiTunes先行でリリースされたが、リリースから24時間も経過しない内に既に20カ国以上のiTunesチャートで1位に入っており、Billboardによると初週セールスは「40~50万枚ペース」とのこと
この予測通りになれば、Lady Gagaの「Born This Way」に次いで今年2番目に高い初週セールスとなる
「Watch the Throne」の成功を受け、今後「デジタル先行、CD後発リリース」の流れが定着するかに注目が集まっている