Ace Hoodがキャリア最大のヒットとなった"Hustle Hard"のお陰で3rdアルバムリリースのチャンスを掴んだと告白・・・「2ndアルバムリリース後、オレはどん底を経験した」
2011/07/12 22:03
「2ndアルバムリリース後、オレはキャリアのどん底を経験した。
思い描いていたような結果にならなかったからだ。
レコードは売れず、ラジオで曲が掛からず、ライブも予定したようには入らなかった。
それによりオレは経済的にかなり苦しい状態に追い込まれた。
住んでいるところを追い出されたりね。
ガールフレンドからはどうなってるのと怒られたよ。
オレは家族を食わせないといけない。
ウチの家ではオレが最年少だけど、オレが稼ぎ頭だ。
スタッフもオレの収入を頼りにしている。
八方塞りの状況で本当に悩んだよ。
転機はミックステープだった。
オレは5,6ヶ月の間に6本のミックステープを出したんだけど、その中に収録していたのが"Hustle Hard"だ。
この曲はオレのキャリア最大のヒット曲になった。
これで『もう一度やり直せるかもしれない』という思いが沸いた。
Lex Lugerにプロデュースしてもらった曲だが、トラックを受け取ってからオレは3ヶ月悩んだ。
ラップはできたんだけど、フックが決まらなかったからだ。
最終的には今のオレの置かれている状況をフックにすることした。
仲間は皆知ってることだけど、オレは昔から家族を大切にしている。
お袋に家を買ってやりたいというのがオレのモチベーションになっているし、周りにはそう言っている。
そんなこととか、双子を妊娠しているガールフレンドのこととか、オレの思いをそのままフックにしたんだ。
その結果がこのヒットだ。
もう一度勝負をしようと思って"Hustle Hard"を作らなかったら、もうアルバムを出すことはなかったかもしれない。
"Hustle Hard"のお陰でレーベルからアルバム制作の話が来たんだ」