ラッパーWaleがアメリカ社会における黒人の現実を語る・・・「もし職業が医者だったとしても、スウェットを着てATMに並んだら、前に立つ白人女性は財布を持つ手に自然と力を入れるだろう」
2011/06/02 15:01
「結局はオレたちはアメリカに住む黒人だ。
外出をすれば、たとえ高価なスーツを着ていても、周りからは黒人として認識される。
ラップができて、バスケットボールがうまい黒人。
もし職業が医者だったとしても、スウェットを着てATMに並んだら、前に立つ白人女性は財布を持つ手に自然と力を入れるだろう。
そう思わないか?
きっとその女性は後ろに並んでいる黒人が、口座には自分の5倍の預金を入れているなんて思いもしないだろう。
結局は黒人だから。
・・・幸福なことにオレは自分の夢を実現することができた。
他の人よりはずっと良い人生を歩めていると言うべきだろう。
オレの友人の多くは刑務所に入っている。
1ヶ月前にはささいなことが原因で殺された友達もいる。
誰かが自宅に戻れば、誰かが収監される。
そんな感じだ。
オレの人生はオレが知るほとんどの知り合いよりもずっとマシだ。
それは喜ばしいことだと思う」