Jay-Zの右腕Young GuruがUKのラッパーにアドバイス・・・「初めてUKに来た時、Jay-Zのクローンが多いなという印象を持った。自分達のスラングを使って、自分達が何者かを発信して欲しい」
2011/05/16 15:26
Roc Nationは1月にUKの白人ラッパーK.Koke(K.コーク)と契約するなど今年に入って精力的にUKマーケットへの進出を続けているが、Jay-Zの右腕として活動するYoung Guruは「UKヒップホップの課題点」や「シーンを成長させるためのポイント」などを指摘している
「イギリスのラッパーに対しては
『ユニークであることを目指し、自分達ならではの象徴的なサウンドを作れ』
とアドバイスしたい。
批判をする訳ではないが、初めてUKに来た時、Jay-Zのクローンが多いなという印象を持った。
皆、Jay-Zのようなしゃべり方をしていた。
ああいうのは良くない。
オレはUKぽさを聞きたいんだ。
それがヒップホップだと思う。
オレは昔、アメリカのイーストコーストに住んでいた。
ニューヨークからワシントンD.C.までの範囲を移動するだけで、他の場所には行ったことがなかったが、当時流行り始めたウエストコーストのラップを通じてウエストコーストのブラザーがどんな生活を送っているのかを知ったんだ。
当時はウエストコーストの情報など全く入らなかったし、知識もなかった。
オレ達は音楽でウエストコーストの生活を知ったんだ。
人は音楽を通じて自分達が何者であるかを表現することができる。
それが音楽のチカラだと思う。
でも人のコピーをしていてはそのチカラは発揮されない。
UKのアーティストには自分達のスラングを使って、自分達が何者かを発信してもらいたい。
音楽を通じて、オレ達が理解できるようにね」