スキットの発案者として知られるPrince Paulから衝撃発言・・・「好んでスキットをアルバムに入れたわけじゃない。人のにスキットがあったら飛ばすけどね。『何でこんなもん入れるんだよ』と思いながら」
2013/11/22 16:32
自身名義でも99年にコンセプトアルバム「A Prince Among Thieves」をリリースしているPrince Paulだが、
「自分の中での最高のコンセプトアルバムはMarvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)の『Hear, My Dear』だ。
アルバムを通して聞けるストーリーが素晴らしい。
光り輝くようなアルバムだ。
間違いなくナンバーワンだな。
プロデューサーとして色んな影響を受けたアルバムだ。
次は、1972年にBuddha Recordsから出たサントラの『Amazing Spider-Man: From Beyond The Grave!』だな。
3番目は、最近のでKiller Mike(キラー・マイク) & El-P(エルP)の『Run The Jewels』だ。
2人がハードコアギャングスタという設定で曲が作られている。
あれも良いコンセプトレコードだと思う。
他にも幾つかあるんだけど・・・
ああ、最近のではKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)の『good kid, m.A.A.d. city』も素晴らしいコンセプトアルバムだった。
今はコンセプトアルバムをやる人間がほとんど居ない。
人がやらない中でやったのがいいね。
彼は人の後追いをしないアーティストだ。
それからPublic Enemy(パブリック・エナミー)の『It Takes A Nation Of Millions To Hold Us Back』だ。
黒人による革命を謳ったコンセプトアルバムだった。
順番にしたら、Public Enemyが先で最後がKendrick Lamarかな」
と突然の質問に迷いながらも、新旧5枚のアルバムを選んでいる
また、スキット発案者として知られるPrince Paulだが、今回のインタビューでは
「正直スキットは好きではない」
という驚きの発言も飛び出しており、
「『3 Feet High and Rising』で初めてスキットを入れた時、
『こいつはいい。
今後のアーティストはオレのマネをするだろうな』
なんて思わなかった。
好んであれをやったわけじゃないんだ。
手元にある曲で1枚のアルバムに仕上げたかった。
でもあまりにも不揃いでね。
それを落ち着かせるにはどうしたらいいかと思ってやったのが、あのスキットだった。
そしたら、その後もヒップホップアルバムに定着したんだ。
オレ自身は人のアルバムにスキットがあったら飛ばすけどね。
『何でこんなもん入れるんだよ』
と思いながら」
と、本人的には好まず、苦肉の策でやったことが多くの人に気に入られてしまったと告白している
【moluv】