330万円の自腹を切ってNYタイムズに意見広告を載せたSteve Stouteが更にグラミーを批判・・・「グラミーはパフォーマンスをしたアーティストにギャラを支払わない」
2011/02/24 21:37
意見広告を出すに至った経緯を説明している
「グラミー賞の後、ある大物アーティスト数人と話をしたんだが、それが今回の広告を出す切っ掛けになった。
彼等は
「あれはおかしすぎる」
「もう我々の手で新しい賞を作るべきだ」
「グラミーにもはや意味はない」
と口々に厳しい言葉を投げかけていた。
私はArcade Fireが受賞をしたこと自体には問題はないと思っている。
そうではなく、(グラミー運営サイドが)彼等に2度もパフォーマンスをさせたことを問題だと言っているんだ。
もしEminemが受賞したら、彼に2回もパフォーマンスをさせるだろうか?
こんなことをやるから『もはやグラミーなどフェイクだ』となるんだ」
(今年のグラミー賞では主要4部門の中で最も栄誉ある賞とされる【年間最優秀アルバム】に輝いたArcade Fire(受賞作品は「The Suburbs」)が、受賞前("Month Of May")と受賞後("Ready To Start")と2回に渡ってパフォーマンスを行っている。受賞を挟んでの2度のパフォーマンスは異例)
更にStouteは、人気のあるヒップホップアーティストにはオファーを出してパフォーマンスをさせるが、主要な賞を与えないグラミーの姿勢も批判している
「グラミーはパフォーマンスをしたアーティストに、ギャラを支払わない。
パフォーマンスに関連した経費は、アーティストのマネージメント会社やレーベルが出しているんだ。
そういったコストに見合う、皆が納得できるようなフェアな投票システムを導入するべきだ。
それが公正さというものだと思う」