Commonが映画「ポエティック・ジャスティス」撮影時の、Tupacと5月に他界した作家Maya Angelouの逸話を語る・・・「周囲に対し怒鳴ったり暴れたりしていたTupacを彼女が諭した」
2014/07/09 11:01
「彼女とよくTupacの話をしたのを覚えてる。
映画『ポエティック・ジャスティス』のロケ中に、周囲に対し怒鳴ったり暴れたりしていたTupacを彼女が諭した話だ。
その件以降、Tupacは彼女をリスペクトし、交流を持つようになったんだ。
彼女はTupacがどれほどパワフルで他者に対し影響力を持つ男だったかを語っていた」
Maya Angelouは1993年公開の映画「ポエティック・ジャスティス」の制作に協力しており(Janet Jackson(ジャネット・ジャクソン)扮する主役のJusticeが映画内で詠んでいた詩はMaya Angelouの詩)、昨年受けたTIME誌のインタビューでは、その時のTupacとの逸話を詳しく語っている
「もう何年も前、私は『ポエティック・ジャスティス』という映画の仕事をした。
撮影の初日、信じられないくらい汚い言葉で悪態ばかりついてる若い男の子が居た。
不愉快だから私はずっと背を向けていた。
2日目にはその子が違う若い黒人とケンカ寸前になっていた。
100人以上のエキストラが、とばっちりを受けるのを嫌がって彼らから一斉に離れていった。
1人だけ止めに向かった黒人が居た。
私も2人の方に歩いて行き、昨日悪態をついてた子に声を掛けた。
『ちょっと私と話をしましょう』
と言ったら、彼は私を見て少し落ち着きを取り戻した。
私は彼を少し離れた場所に連れ行って、話し掛けた。
『アナタは自分がどれほど皆から必要とされてるか分かってる?
皆にとって自分がどういう存在か、考えてる?
アナタがここに立つまでに、何百年もの長い苦しみの歴史があったことを自覚してる?
少し、考えなさい』
私は彼の肩に手を置き、そう伝えた。
彼は泣いていた。
涙が止まらなかった。
その子がTupac Shakurよ。
窪みに腰掛け、皆に背を向けてたから、誰も彼の涙を見ていない。
頬の涙は私が手で拭ってあげた」
Commonが語ったようにTupacは「ポエティック・ジャスティス」の撮影現場で出会った米を代表する黒人女性作家Maya Angelouをリスペクトし、収監中にはAngelouの著作を読んだり、Pacの死後ではあるがAngelouの詩からタイトルを採ったアルバム「Still I Rise」を2Pac+Outlawz名義でリリースしたりしている
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