Def Jamの古参ラッパーRedmanが"Def Jam変革"の必要性を指摘・・・「彼らはもはや昔のようなリーダー的立場にはない。要らない部分を削り大幅にサイズダウンする必要がある」
2010/12/09 14:37
「今やDef Jamはリーダーではなくなった。
時代が変わったんだ。
彼等はもはや昔のようなリーダー的立場にはない。
90年代、彼等はリーダーだったし、多くの人もヒップホップを動かしているのは彼等だと思っていた。
ヒップホップという車の下に入って、油まみれになりながら様々な調整をしていたのが彼等だ。
しかし今の彼等は追いかける立場になっている。
かつてのようにアーティストを育てたりもしなくなった。
・・・オレ達アーティストやリスナーがインターネットに走り、もの凄いスピードで状況が変わったから、レーベルがかつてのように機能できなくなっている。
しかし彼等にはまだ資金があるし、組織だから、時代に合わせて調整するだろう。
レーベルは遅れを取り戻さなければならない。
今すぐに。
90年代に何をしたかを思い出すんだ。
あの頃、アーティストはテープを使っていたし、スタジオ設備もろくに揃っていなかった。
それが今では立派なスタジオに行かなくても自宅で快適に曲を作れるようになっている。
そして、レーベルの力を借りなくてもFacebookやSNSを使って多くの人に知ってもらうこともできるようになった。
アーティストとしてデビューをするのにレーベルに頼る必要がなくなったんだ。
レーベルは要らない部分を削り大幅にサイズダウンする必要があると思う」
またRedmanはRap-UpのインタビューでもDef Jamの問題点を挙げており、自身のDef Jamバイスプレジデント就任に意欲を示している
「Def Jamの次のバイスプレジデントになりたい。
オレはビジネスマナーに則ってテキパキと仕事をするよ。
今のDef Jamは全てのアーティストに目を配り、彼らを満足させるということができなくなっている。
オレはそこに注視して仕事をしていきたいね。
ハッピーなアーティストとアンハッピーなアーティストがいるのはおかしいと思う。
レーベルが機能していないからそうなるんだ。
じっくりとプランを練りたいね」