大御所Quincy Jonesがアラブの新聞インタビューで米音楽シーンを語る・・・「Lil Wayneの音楽にはどうも馴染めない」
2014/04/10 19:02

長年の音楽界への貢献を称えられ「アブダビ・フェスティバル・アワード」を贈られた米ブラックミュージック界の大御所Quincy Jones(クインシー・ジョーンズ)が、UAEの政府系英字新聞「The National」のインタビューで、昨今の米音楽シーンのアーティストを語っている
「Lil Wayne(リル・ウェイン)の音楽にはどうも馴染めないな。
Ray Charles(レイ・チャールズ)やBillie Holiday(ビリー・ホリデー)、Aretha Franklin(アレサ・フランクリン)、Frank Sinatra(フランク・シナトラ)、そしてMichael Jackson(マイケル・ジャクソン)が私の時代だからね。
適応し辛いところがある。
でも今でもいいなと感じるアーティストは居るよ。
Mary J.Blige(メアリーJ.ブライジ)の歌はいいね。
Mariah Carey(マライア・キャリー)やChristina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)もいい。
彼女らは分かるな。
分かるアーティストと分からないアーティストが居るのは確かだ」
また昨今の音楽シーン全般への意見を求められると、
「タイヤやアパレルやアルコールといったブランドや商品の為の音楽が作られている。
カネが目的になると失敗するよ。
私はカネや名声を求めて音楽を作らなかった。
自分の好きなもの、自分が信じているものを追求し、結果カネが付いてきたんだ。
それが本来の姿だと思う」
と語り、更に
「私はテクノが好きじゃない。
あんなのはただのノイズだ。
一応トライしてみたが、参考になるものは何ひとつなかった。
今ではテクノのDJが稼ぐ金はロックグループを上回ると聞いた。
Skrillex(スクリレックス)とかあの辺りは、ラスベガスからブラジルまで世界中のイベントに呼ばれ、一晩で50万から100万ドルを稼ぐらしい。
いちミュージシャンとして、この状況に非常に不満を覚えている」
と"EDM嫌い"を明言した