Talib Kweliがコンシャスラップを語る・・・「流行りでギャングスタラップをやるべきじゃないように、トレンドだからといってコンシャスをやるべきじゃない。自分にとって不自然なことはやるべきじゃない」
2014/04/04 15:11
タグ:クリエイティブのヒント

VladTVのインタビューで、Talib Kweli(タリブ・クウェリ)がコンシャスラップ(独自の視点や切り口で、問題提起や注意喚起を呼び掛けるラップ)を語っている
「多くの人が『ラッパーは・・・』と語る時、そのラッパーはラジオやテレビでお馴染みのメインストリームのトップ10ラッパーを指す。
当然それは全ラッパーの極一部だ。
だけど、ラッパーの一般的なイメージは彼らによって決まる。
彼ら以外にもラッパーはたくさん居るが、コンシャスな内容の音楽でメインストリームに居場所を確保するのは難しい。
まあでも課題ばかりじゃない。
いい傾向もある。
いつの時代でも、重たいテーマを選んだり、問題提起をしても成功するアーティストは居る。
今なら"New Slaves"をやったKanye West(カニエ・ウエスト)や、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)、J.Cole(J.コール)なんかがそうだ。
彼らのようなアーティストは長く聞かれ、成功が長続きする。
クラブで掛かったら皆が盛り上がるようなヒット曲を持つラッパーは沢山居るけど、20年後も聞かれているラッパーはほとんど居ないと思う」
更に、「かつてコンシャスラップが流行った時期があった」と切り出し、
「あんな嫌なトレンドはない。
普段はドラッグをやり、豚肉も食べるのに、急に民族衣装を着て『ブラックパワー』を叫ぶようなもんだ。
意図的にやるものじゃない。
アーティストはトレンドに乗るべきじゃない。
流行りでギャングスタラップをやるべきじゃないように、トレンドだからといってコンシャスをやるべきじゃない。
自分にとって不自然なことはやるべきじゃない」
と自身の考えるアーティスト論も語っている
【moluv】