
日曜日に開催されたHot97の音楽イベント「Summer Jam」でアンチ・オートチューンソング"D.O.A."をパフォームしたJay-Z(ジェイZ)が、翌月曜日にAngie Martinez(アンジー・マルチネス)の番組に出演
"D.O.A."のパフォーマンス中に、オートチューン・アーティストの代表格T-Pain(Tペイン)がステージに現れる一幕があったが、
「あれはクレイジーな出来事だったな。
オレはT-Painだと判らなくてね。
気付いたらオレの右側に誰かが立ってた。
ファンが上がって来たのかと思ったけど、セキュリティは来ないし、一度離れて、またオレの方に近づいてくるのを見た時、もしかしてと思ったんだけど・・・
気付かなかったのはちょっとバツが悪いけど、彼があの曲でオレのステージに上がったのはクールなことだと思う」
と振り返っている
その上で、"D.O.A."のメッセージついては、
「T-Painはあの曲を受け入れてくれた。
あれをT-Painディスと勘違いしないでほしい。
オレはオートチューンが悪いとは言ってるわけじゃない。
ただ皆がオートチューンに走る状況に対して、オレの意見を言ってるだけだ。
オートチューンをアートなレベルで表現できるアーティストは、T-Pain、Lil Wayne(リル・ウェイン)、Kanye West(カニエ・ウエスト)など、限られる。
流行れば皆でそれをやろうとするから、ヒップホップが停滞してしまうんだ。
ラジオをつければ、流れてくるのはオートチューンばかり。
いい加減そこから離れるべきだよ。
今ラップの売上げは毎年のように落ちてるけど、その状況に文句を言っても仕方がない。
その前に、自分たちを見つめ直すべきだ。
なぜ人々がラップから離れ始めたか、オレにはその理由がわかる。
機器に頼るのもいいが、もっと自分自身を磨くように努めないと」
と語り、流行に飛びつく昨今のアーティストにアドバイスを送っている
【moluv】