わたしは2024年5月から「酵素ドリンク×16時間断食(オートファジーダイエット)」の生活を始め、最初の1ヶ月で6.7キロの減量に成功しました。
しかし、2ヶ月目には、順調に右肩下がりで減っていた体重が3週間も停滞する「停滞期」に直面します。
それまでスムーズに減っていた体重が3週間も動かなくなれば、「もうここまでかな……」とダイエットをやめてもおかしくありません。
それでも、わたしはやめませんでした。
その理由は、16時間断食には体重減少以外にもさまざまな効果やメリットがあると実感していたからです。今回は、16時間断食の「定量的」な効果とメリットを詳しくお伝えします。
本サイトには、わたしが「16時間断食」で使用した酵素ドリンクなどのアフィリエイトリンクが含まれています。推奨アイテムはわたしが実際に使って良かったものだけを紹介しています。
「酵素ドリンク×16時間断食(オートファジーダイエット)」の定量的効果・メリット:①健康体になった
16時間断食を始めてから、わたしにとって最も大きな変化の1つは、健康状態が改善されたことです。
これはファスティングを始めて2週間もしないうちに実感しました。
月2回ペースで受けていた鍼灸治療の回数が減少
毎日、内臓を休ませる時間ができたことで、臓器への負担が減り、長く続いたテレワークで蓄積していた疲労が徐々に解消されていくのを感じました。
さらに、疲労だけでなく、持病の腰痛も体重減少によって劇的に改善されました。
フェイタスやサロンパスを提供する久光製薬が運営する「腰痛オンライン」でも、肥満が腰痛に与える影響について述べられていますが、実際にわたしも体重が減ったことで腰の痛みが大きく軽減しました。
わたしは30代後半から、疲労と腰痛のケアのため月に2回鍼灸治療を受けていましたが、16時間断食を始めた5月以降、6月末に1度通院しただけです。
本来であれば、5月から9月末までの間に10回通院するはずだったのが、1回に減ったのです。これは、ファスティングの効果を示す大きな定量的な変化だと言えるでしょう。
耳鼻科への定期通院がなくなった
以前も触れましたが、わたしは断食道場「はぎのさと」で行われる2泊3日の断食合宿に参加する予定でした。
その「はぎのさと」のWebサイトには、「合宿中、薬・化学薬品の服用はお断りいたします。但し、糖尿病のインシュリンは申し出により使用いたします」という記載があります。
気になって「断食 服薬」で検索してみると、多くのファスティング施設が断食中は内臓に負担がかかるため、薬の服用を避けるよう推奨していることに気づきました。
わたしはアレルギー性鼻炎のため、月に一度耳鼻科で診察を受け、鼻炎薬を処方してもらっていましたが、「自分の鼻炎はそれほど深刻ではない」と判断して、16時間断食を始めるタイミングで鼻炎薬の服用をやめてみることにしました。
1日、2日、3日……と経過しても鼻水や鼻づまりが酷くなるということもなく、特に問題はありませんでした。そこで、そのまま様子見で続けていますが、9月末の現時点でもまだ耳鼻科の診察を受けていません。
5月以降、埃っぽい場所で過ごした際などに鼻炎薬を服用しましたが、5ヶ月間で3錠(3回分)しか減っていません。今でも子どもの付き添いでその耳鼻科に行きますが、5月以降はわたしの受診はゼロです。
鼻炎の症状が減ったことと16時間断食の効果の直接的な因果関係は明らかではありませんが、ファスティングを始めたことで耳鼻科への定期通院がなくなったのは事実です。
「酵素ドリンク×16時間断食(オートファジーダイエット)」の定量的効果・メリット:②ストレスが減った
16時間断食を始めて感じた2つ目の大きな変化は、ストレスの軽減でした。
Fitbitの「睡眠スコア」はほぼ変わらず
わたしは自分の睡眠状態を把握するために、2022年12月からFitbit Senseを使用しています。
ファスティングを始めたことで、疲労や腰痛の改善だけでなく、睡眠の質も向上するのではないかと期待しました。
しかし、今年5月から9月までの5ヶ月間の睡眠スコアの平均は78.2で、ファスティング開始前の昨年12月から今年4月までの5ヶ月間の平均77.8とほとんど差がありませんでした。
日頃から睡眠時間はしっかり確保するよう心がけていたため、元のスコアがすでに高く、改善の余地が少なかったのかもしれません。
改善が見られた「ストレスマネジメントスコア」
16時間断食を始める前後で変化した数値がないかを探す中で見つけたのが、Fitbitのストレスマネジメントスコアです。
このスコアは、心拍数、睡眠、アクティビティレベルをもとに、身体にどれくらいストレスがかかっているかを測る指標で、Googleはスコアが高いほど「身体的なストレスの兆候が少ないことを示している」と説明しています。
わたしのストレスマネジメントスコアは、ファスティング開始前の2022年12月から今年4月までの5ヶ月間の平均が74.1だったのに対し、ファスティング後の5月から9月までの平均は77.4と、3.3ポイント上昇していました。
ストレスは繁忙期などの影響を受けるため、1年前の2022年5月から9月の平均値も確認したところ、75.5で、昨対比でも1.9ポイントの改善が見られました。
この1.9ポイントや3.3ポイントの向上がどれほどのストレス低下に結びつくかは不明ですが、16時間断食を始めたことで、わたしのストレスマネジメントスコアは確かに改善しているようです。
安静時の心拍数が低下
もう1つの変化として、安静時の心拍数を見てみると、
2023年12月から今年4月までの5ヶ月間の平均は69bpmでしたが、断食後の5月から9月までの平均は62.6bpmに下がっていました。
1bpmの低下がどれほどの影響を与えるのかは不明ですが、6.4bpmも低下したのはかなりの変化と言えるのではないでしょうか。
安静時の心拍数について、Googleは「ストレス、アルコールやカフェインの摂取、発熱は通常、安静時の心拍数を上昇させる」と説明しています。
これを踏まえると、16時間断食を始めたことでわたしのストレスが軽減し、その結果として安静時の心拍数が下がったと考えられます。
「酵素ドリンク×16時間断食(オートファジーダイエット)」の定量的効果・メリット:③支出が削減
16時間断食を始めて現れた3つ目の変化は、医療費や食費といった支出の減少です。
医療費が大幅に減少
わたしの通っている鍼灸院の治療費は1回9,000円です。疲労や腰痛が酷く、毎月2回通っていましたが、その出費でも仕方がないと感じるほど治療に効果がありました。
月に2回通院していたのでひと月に18,000円。本来であれば、5月から9月末までに10回通う予定でしたが、実際には6月に1回だけ通院しただけです。
そのため、治療費は9,000円に抑えられ、16時間断食のおかげで5ヶ月間で81,000円も削減できました。
また、鼻炎の症状が減ったことで、耳鼻科への定期通院もなくなり、毎月耳鼻科と薬局に支払っていた2,000〜2,500円の医療費も削減されています。
ファスティングにより食費も減少
食費に関しては、医療費のように具体的な金額は把握していませんが、16時間断食を始めてから胃が小さくなったのか、ドカ食いをしなくても満足できるようになりました。
わたしはうどんが大好きで、外食では必ず大盛りにして天ぷらをトッピングしていましたが、今では天ぷらなしの普通盛りで十分です。
家でも、妻がパスタを茹でる際、以前は200グラムのところを今では100グラムに減らしているそうです。麺が減ればソースの量も減り、全体的に食事の量が減少しています。
また、16時間断食を始める前は、6枚切りの食パンに溶けるチーズをたっぷりとかけてトーストし、焼き上がったらその上にレタスを敷いてマヨネーズをかけたものを2枚食べていましたが、現在は午前中は酵素ドリンク優光泉のソーダ割2杯だけで昼まで持つようになりました。
具体的な数字は出せませんが、ファスティングを始めてからは食事量が明らかに減っているため、食費もかなり削減されていると感じています。
今回は、体重減少以外にもある16時間断食の「定量的」な効果やメリットについてお伝えしました。
次回は、数字には表れない「定性的」な効果や、日常生活にどんな変化があったのかを詳しくお伝えします。お楽しみに!